ゼーガペインADPついにきました。
待ってました。
10年前のアニメ、私の人生において1番好きなアニメなゼーガペイン。
祝映画化!
ゼーガペイン 2016舞浜サーバ聖地巡礼はこちら
■感想
ゼーガペインADPを劇場で2回観ております。(明日3回目みる)
+Blu-rayで1回、オーディコメンタリー1回。
の合計4回観た感想・考察
【1回目(新宿)】
総集編+新規カット追加との情報だったけど、
カノウトオルが新キャラ=多分昔の話ってのは想定していました。
(TVアニメでカノウトオルの名前が出てるので)
ループ1回目、想定はしていたけど、最初から構成が異なっていて、妹や母は最初はいたけど、ウェットダメージが進んでTVアニメ時には崩壊したのかな?とか、通信デバイスも違っていて、どういうことだ?
とか疑問点がめっちゃ増えてループ1回目終了。
ループ2回目、3回目は徐々にゼーガペインの世界観の説明やアルティールの出撃など、
ベースとなる話が多かった印象で、結構すんなり見れた。
その中で、キョウ、カミナギがカノウ、コハクラ等の新キャラとの絡みで
さらに深みをまして、新鮮でした。
コハクラ先輩かわいい。(場所は沖縄の前浜ってところらしい)
シズノも登場し、TVアニメで少し描かれていた初出撃からのキスまでの流れ等色々取り込んで見せてくれています。キョウちゃん大胆すぎる!
そして!ミナトがギャグ枠?といか乙女でした。TVアニメでも好きなキャラでしたが、ここでまさかの事態に笑ったw
あとはアルティールがカッコいい。ホロニックアーマーを纏うところ。カッコよすぎる。
ループ4回目で妹や家族が作られたイメージであることに気づき、
キョウがかなりここで堪えます。
キョウちゃん苦しみすぎで、もうゼーガペイン感すごい。
TV版の「ありえねぇ」の口癖。
妹の口癖だったんだね。切ない。
そして最終決戦。
TVアニメで語られなかった、何故月で戦闘していたのか等、色々疑問が解けて
「なるほどなぁ」と思って見てた。そしてTVアニメに繋がる最後のシーン。
もう、泣いた。新規カットも入り、全てが繋がり、キョウつぁーんってなった。
シズノもかわいそうすぎる。
そして最後のプールシーンでシズノのキョウが生きてることへの笑顔、裏に隠れてる切なさ、もう色々感じてとれてしまう良いシーンだった。
長年の疑問を解消しつつ、総集編+新作を合わせ持つ、いままでにない感じの映画だった。
凄く楽しめた。
ただ初見さんにはやはり厳しいかもとは思うが、これを期にTVアニメ版を見ていただけたらなぁと思います。
【Blu-ray、オーディオコメンタリー】
劇場で1回観ただけだと整理付かない部分を、ゆっくり家で観れて伏線や全体の構成がようやく自分の中に落とせた。
+オーディオコメンタリーで、色々なシーンの思いや声優さんの気持ちなども聞けて
かなりADPについての理解が深まって、なんかもう楽しかった。
印象残った2点だけ紹介。
・監督の「物語は終わらせてはならない」という気持ちをいつも持って作品を作っているというところ。(だから未回収伏線が結構ある)
・キョウをどうやって挫折まで導いて、最後のシーンに繋げるか。キョウが前向き過ぎてなかなか挫折しなくて困ったって話が大変面白かった。
【2回目(舞浜)】
1回目で詳細は語ったので、感想だけ。
劇場、Blu-ray、オーディオコメンタリーで合計3回目観てからの、劇場2回目。
もう全て理解してる中で観たけど、泣いた。
妹が消えるシーンで泣いた。
最後のキョウがバニッシュメントモードで自爆する時も号泣。
なんだろう。ほんとこのアニメ好きだと実感したわ。
世界観も設定もキャラもロボットもストーリーも全部好きだわ。
本当にありがとう。
■考察・疑問点の解消
・総集編じゃないだと!?
最初は劇場版スクライドみたいに、総集編+新規カット追加で
依頼を受けたそうですが、「あれ?これ、このシーン追加して昔のカット流用すれば過去の話できるんじゃないか」といった感じで方向性がかなり変わったらしい。
スタッフも声優さんも驚いてたそうです。
・消えた妹
データの世界で、セレブラントはある程度この世界をコントロールする力がある。
+ルーパのサポートで妹や母親、父親の幻覚イメージが見えていた。
キョウにとって向き合いたくない過去。
ミサキは妹で、シズノは母親だと言われているが、父親ぇ。
※小説版の主人公も深層心理的にコントロールしてたりする描写があったはず
・ループが進む度に通信デバイスが古くなる
多分サーバ容量の問題。途中舞浜サーバは月に運ぶために
セーブモードで運用してただろうしね。
また劇中でカミナギの部屋のネコが消えてるのも同じ理由だと思われる。
・ルーパの発言
「妹ちゃんが岬に。先に行ったので私も先にいってます」
ADPの中でも謎の多い部分。
単純に岬の先って意味だと、岬は多分26話およびゼーガペインアルティールを受け取りにいったあの灯台のところ。そこから量子ポータルを使用して行ける南極にあるセレブラントの工場のことかなぁと。
ルーパは工場側から送られてきたイメージ具現化、メンタルサポートに特化したAI。ルーパ手を止めるな!って言われたシーンも専門分野外だから不得意なのかなぁと解釈してる。
しかし、妹ちゃんのデータはもしかしたら、南極のセレブラント工場にバックアップがあり、そのデータを模倣してルーパはキョウのためにリアルなイメージを見せていたのでは?とか妄想したり。
※ちなみにガルズオルム側は北極に基地があり、TVアニメではそこから量子ポータルを使用して月にいった
・カミナギが観た未来の記憶
これが一番謎。いくつかそれっぽいものを。
(1)ウィッチの能力で未来への記憶を見ることができた説
(2)小説版では多世界解釈の話になっており、主人公は別世界線に移動したりしてます。
なのでカミナギも別世界線の記憶が残ってたりする説(リーディングシュタイナー的な)
(3)多世界解釈と似てるが、世界そのものがループしてる説。
量子サーバだけでなく世界そのものがループしており、それを観測できた。
・ゼーガペインアルティールの受け取りでカノウの記憶がない理由
ガルズオルムに捕縛されて、セレブラント側の本拠地が特定されないようにするため。
あそこに出入りしたセレブラントはその部分だけ記憶無くなる仕組み。
多分シマだけがあの場所の記憶を保持していると予想。
・トミガイのメドレーリレー高校新記録発言
嘘で高校新記録出そうと言って盛り上げた説。
ウェットダメージで高校新記録の記憶が曖昧だったり古い記録だった説
のどっちかかなぁ。キョウが「お前はいい奴だよ」ってセリフがどちらの
意味で言ったかは掴めていない。
・いきなり浴衣の静止画
オーディオコメンタリーで言っていたが、監督やスタッフがよく出来たシーンとしてTVアニメの花火のところを上げてる。
多分アレはそういう制作側のお気に入りシーンだったので入れてきたのかなぁと。
一瞬ここで終わり!!?って思った。
ゼーガペインが夏のイメージを強めに出しているので、祭りシーンを少しでも入れたかったのかも知れない。
・急にゼーガペインガルダがこっち向いてシャキーンて決めポーズ
パチスロゼーガペインの演出シーンだそうです。
そう思うと、確かにと思う。
知らないと違和感あるよね。
・月のジフェイタスにいたボス(管理者)っぽいやつ。
ゲーム版で出てきたキャラらしいです。
そして月のジフェイタスがセレブラントに堕とされる前に脱出。
施設をあっさり捨てて、地球にメインサーバを移動と言っていたので、どこかに潜伏していたのでしょう。
ちなみに各管理者ごとに違うタイプの復元者を作ってるそうで、ADPの復元者はTVアニメに出てきていないことから、アニメ前の段階で地球に移動したサーバごとやられたのかな?
TVアニメ版で出てきた復元者アビス、シンの管理者は地球の北極のガルズオルム基地にいましたね。
・ミナト
コードネームでしたね
シマ(島)にたどり着くには、ミナト(港)から・・・愛ゆえに!
※本名はエマ・スプリングレイン
・クラシゲについて
まさかの量子サーバ研究者。
記憶を消してと頼んだのは、唯一慕っていた校長が死んで、
もう自我を保つのが難しいと判断したため。
その前の唐突に川でダイビングしようとしてるのも、
既に自我が壊れてきていたからなのかな?
・ADPのキョウが残したメッセージ
TVアニメでは生まれ変わったキョウに対して
「ミサキシズノニキヲツケロ」
「ミテイルセカイヲシンジルナ」
などのメッセージを残しています。
これはループの中で心が折れかかってしまったキョウが、
そのうち自分が死にそうになったとき、生まれ変わったときへの
警告として残している。けど多分ちょっとしたイタズラというか
自暴自棄になった故のラクガキのようなものだと思います。
・最後のシーンで、キョウが「シズノ」ではなく「イェル」と言った理由
ウェットダメージにより、ミサキシズノという名前の記憶が無くなり
イェルとしか呼べなかった。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
これからもゼーガペイン楽しんでいこうと思います。
エンタングル!!!
[18回]
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