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このブログはビーキョウの日常をたんたんと語ったものです。 過度な期待はしないで下さい。
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  • 【感想】
    劇場で2回視聴。
    大変面白かった。映像美と登場人物が魅力的で、
    心理描写で裏の本当の気持ちを表現するのが上手い。
    他の作品でも思ったけど新海さんのこの辺の表現が抜群だね。

    ◾️情熱と冷静の葛藤
    今回は都会が中心で、子供としての想いを貫き通す姿と、大人としての合理的な考え方の対比が結構目立ってたかなぁと。特に最期の帆高と須賀。似た者同士でも、須賀は昔貫き通せなかったといった描写が多く感じる。

    ◾️2つの世界
    君の名はは過去と未来の2つの世界の繋がり、天気の子は地上と空(彼岸)の2つの世界の繋がりを表現してて、同じ世界線だがいくつも異なる世界がある事を示唆してて、また可能性が広がる作品かなぁと思う。

    劇中、瀧くんと三葉がでてきた時は、まじか繋がっとるやん!ってなりましたw
    二人が幸せそうでなにより。

    ◾️結末の違い
    君の名はと違うところとして、君の名はは町民も救ったし二人は出会えて完全にハッピーエンドに持っていったけど、天気の子は世界と陽菜で、陽菜を選んで愛を貫き通した結末。
    愛を貫くの私は大好物ですが、人によっては微妙に感じるかもね。
    色々犯罪とかもしちゃってるし。
    死んでも誰かを守りたいと思う気持ちに共感できれば多分許せる結末。

    ◾️空について
    あとは天気が題材で舞台装置なこともあり、私自身空見上げるの大好きなので余計に好きになれた作品。やっぱり晴れるといいよね。快晴より少し雲のある晴れの日はテンションあがる。
    つい写真撮っちゃう。物語的には晴れるとあれなのかもだが、関係なしに青空と雲ってめっちゃキレイって思うからね。

    ◾️その他
    3年間雨で東京沈んだり、雲の上に草原広がってたり個人的にドラえもんの雲の王国思い出しましたわー。聖地巡礼もして、代々木会館、田端駅、銀座の朝日稲荷神社、六本木スカイデッキ、高円寺の気象神社も行って、大変楽しませてもらった作品でした。



    【考察】
    ◾️須賀が最初の船に乗船していた理由
    ・帆高がいた島は神津島という伊豆諸島の1つ
    ・神津島は水配り伝説という神々が会議して水をどのように分配するかを決めた場所
    ・須賀は後述の理由で天気や雨関連で伊豆諸島に調査に来ていたと思われる

    ◾️陽菜の母親の死と父親
    ・父親の描写は無かったため早くに亡くなったか。
    ・凪先輩を見るに父親もかなり女グセがあれで離婚済み
    ・最初の病院の描写で母親は病で死亡。

    ◾️帆高の家出の理由
    ・光を追いかけていた過去話があって、島から出たいと思っていた。
    ・最初に登場した帆高は顔中怪我だらけで、そうとう両親とケンカしていた。

    ◾️甲板で帆高が土砂降りの雨でテンション上がってた理由
    ・島から出れたテンションで盛り上がってしまった説

    ◾️晴れ女の噂
    須賀が最初事務所で晴れ女の調査を帆高に進めた理由
    ・Webサイトでは[AAA]晴れ女になっていたので、陽菜が帆高に会う前から少し晴れにしていた?しかし、それだけでは広まらない気がするので可能性は低め
    ・須賀が晴れ女に元々詳しく、ネットで情報収集も兼ねて噂を流していた説
    そのため、流れで帆高にも調査を依頼した。

    ◾️陽菜がバイトをクビになった理由
    ・年齢詐称ですね。15歳を18歳と偽って働いていましたから。
    ・年齢を18としていた理由は早く大人になって働いて弟を助けたいと思っていたからですね。

    ◾️陽菜は自分が消えることを早い段階で分かっていた
    ・劇中の六本木スカイデッキで「この仕事で自分の役割みたいなものがやっと分かった───ような気がしなくもなくもなくもなくもなくもなくもない」と言っていて、茶を濁す感じにしています。
    この描写は陽菜が晴れにすることは認めてるけど、消えることへの不安が混じった表現と思います。
    ・もしかしたらもっと早くから気づいていたかも知れないですが、晴れ女の仕事を開始してからが顕著に伺える気がする。

    ◾️須賀が最後に代々木の廃ビルで待ってた理由
    ・須賀は実は晴れ女について詳しく廃ビルの神社が関係している事を知っていた説
    これは終始須賀が晴れ女の調査をしていて、さらに月刊ムーと言った超常現象系の仕事をしていたり、帆高に大人になれ等言った描写から、昔奥さんを晴れ女等(天気に関連する不思議な現象)が原因で亡くなった等関係ありそうと思っている。調査で雨と関係する神津島にも行っていた(劇中の最初)
    ・以上の理由で警察と事務所で話していた時に大事な人を思う気持ちが強まって涙が溢れてしまったのでしょう。
    ・須賀の娘や凪先輩が、ビル屋上の神社が映った陽菜が空に消える夢を見ていたので、
    場所が特定できた説。

    ◾️水の魚、龍について
    ・空の世界の生き物。故に地上世界では生きることはできない。主成分は水分。
    ・陽菜の体が透明になって水みたいになってきてて、多分晴れ女で人柱になった人は徐々に空の世界の成分となるんだろうね。もしかしたら魚とか龍になるのかも。
    人も体も水分60%〜65%だそうなので比率が変わっていって、別の進化した状態なのかも。

    ◾️雨が滝みたいに振る現象
    ・水の龍の断片もしくは大きい水の魚が、地上世界で維持できずに水になってしまう現象で、大量の水が滝みたいになった。

    ◾️雨について
    本作品では全体を通して雨が多いのですが、
    言の葉の庭でも全編雨なので、多分新海さん雨大好き。
    雨含め都会の閉塞感と暗さを序盤で出しつつ、
    晴れの印象を上げるようにメリハリをつけたのかなぁと。

    ◾️空の世界について
    ・800年前から天気の巫女が書いた神社の天井絵の時の話で相当古くから存在している事が分かる。
    ・劇中全然違う生態系が空にはあるといった内容の話があった

    ※ここから完全に個人の考察
    ・海→地上→空→空の世界と、地上世界の人間より先に既に進化していった生物の集まり。(生物でも水分量が多く進化の過程で更に気体生物のようなものになった)
    ・皆水分化してある種の同化状態で生物だった時の電気信号のようなものだけ残り意思がある。→晴れ女を生贄にしなかったために3年間雨を降らす等に意思を感じる。
    ・地上に降った水の魚等は生態系が全然違い、更に集合体から分離してしまったためために水になってしまう。(意思の欠落)
    ・ある種の神様に近い存在になっていて、昔から神社で祀られ、天気の巫女となったものを新たに空の世界の集合体に加えようとする。気体➕集合意識のため、対象の巫女と繋がりやすく意思を連携できる。(梅雨時期は湿度も高いため水分を伝って意思伝達がしやすい)
    故に晴れ女は天候をコントロールする事が出来る。
    ・劇中最期のファンタジーな感じで帆高と陽菜が飛んでいたのはあくまで集合意識の中にある二人の意識。そして二人一緒にいる事を願い、地上に戻ってきた。
    二人とも水の魚と体は同じような状態になってたので無事着地して、二人は自分の意識をしっかり持っていたため人間の形を取り戻した。
    ・君の名はは隕石というある種宇宙からの外部要因で世界が2つになったと予想されるが、
    天気の子は、地球の進化の過程で自然と2つの世界が出来上がっているので対比になっている気がしないでもない。

    ◾️最後に陽菜は何を願っていたか
    ・帆高に会える事を願い続けていたと思います。
    ・晴れを願っていたのであれば最後罪悪感で笑顔で帆高に抱きついたりはできないでしょう。
    ・また、空の世界から脱出するときに帆高と一緒に願っていますが、その時に願った帆高と一緒に帰る(天気が晴れなくても)という願いが引き継がれていると思います。



    【最後に】
    陽菜ちゃん可愛い。
    凪先輩ぱねぇっす。
    個人的に夏美さんが1番好きかも

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