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このブログはビーキョウの日常をたんたんと語ったものです。 過度な期待はしないで下さい。
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  • かがみの孤城読み終わりました!
    (2018年本屋大賞取った時に買って最近ようやく読んだ)

    映画の感想はこちら
    https://bkyo.blog.shinobi.jp/Entry/405/



    【感想】
    皆境遇が辛い!
    こころちゃんの学校いじめの描写とか
    読んでて生々しくてダメージ負う!
    大人の描写も多くて、理解のある良い人と
    理解できない良い人など
    色々な方が登場してそこも
    やけに生々しく感じましたね。

    お城では
    学校が同じ、時代が違うなど
    徐々にコミュニケーションが進んで
    判明してくる重要な情報。
    心を開けない7人なのでコミュ力不足というか、
    不登校なので仕方ないのかもだが、
    かなり時間が掛かった印象。
    そこが面白いポイントなのかもだが、
    自分が孤城に行ったらデリカシーなさ過ぎて
    直ぐに聞いちゃいそう…
    最新ゲームのくだりとか結構な
    アンジャッシュ感あるよね。

    オオカミがリオンのお姉ちゃん。
    お姉ちゃんが7匹の子ヤギが好きなことなどは
    終盤の情報だったけど、そっちかぁーと感心した。
    作者の思惑通り「赤ずきん」で考えてしまった。
    いやフェイクは分からんて。というかそもそも
    7匹の子ヤギの話がうろ覚えすぎる。懐かしい。
    最後までかがみの孤城とオオカミさんの正体に
    触れられないのかなぁと思ったが、
    そこもしっかり伏線回収していて
    スッキリした。

    時代の違う7人が現世で繋がっていくところいいよね。
    スバルがゲームつくってマサムネと繋がったり、
    フウカにウレシノが告白したり、
    喜多嶋先生(アキちゃん)が、
    こころ、マサムネ、ウレシノに会ったり、
    最後こころとリオンが会ったりと
    エピローグ部分が楽しかった。

    全体的に展開重視ではなく、
    1人1人深ぼってキャラの内面を前面に
    打ち出しつつエンドに持っていった作品と感じた。
    各キャラの本名なども上手いこと隠しつつ
    しっかりキャラ自体も立ってて、
    バランスが良いなぁと思った。
    ミステリー小説のような読み方も
    出来そうな作品だった。



    【キャラ】
    ◼︎こころ(2006年:安西こころ)
    もう辛い。読んでて辛い。
    女子同士のいじめというのはこういうものなのか…
    私は男子で何にも考えてない感じの学生生活だったので
    いじめの実態というかそういう直に触れていなかった部分を
    見せつけられたと感じでしたね。
    城の皆んなや、喜多嶋先生、お母さん、東条さんの力もあり
    徐々に前向きになっていくこころちゃん。
    時間はかかったけどしっかり進むことができて良かった。

    ◼︎スバル(1985年:長久昴)
    マサムネと仲の良いスバル君。
    途中で髪をそめて陽キャ感が出てきたけど、
    根がいいやつなのが伝わるの良いよね。
    ハリーポッターのロンみたいというこころの
    第一印象だったが最初だけだったかね。

    ◼︎アキ(1992年:井上晶子)
    問題児。
    というか境遇だけなら多分1番辛いかも
    しれないので仕方ないのかも。
    学校にも家にも逃げ場がなくて、
    かなり心が擦れてしまっている。
    本人自体はハキハキしてリーダーシップもあって
    コミュ力もあるんだけど、
    どこかで食い違った時に素直になれないというか
    正解にたどり着けない感じの子。
    義理父とかの話で、苗字変わりそうだなと思って、
    喜多嶋先生がアキちゃんなのは予想しやすかった。
    アキちゃんが「晶子」と名乗っていれば時代設定バレしそうなところを
    「アキ」で通してくるとは。

    ◼︎リオン(2006年:水守里音)
    イケメンスポーツマン。
    というか1人だけハワイ留学で学校行きつつ
    他の皆んなと違うこととか、
    オオカミさまへの伏線だったとは…
    お姉ちゃんとの繋がりもあって
    裏の主人子でしたね。
    速い段階で7匹の子ヤギやオオカミさまが姉かもという
    核心に近いところを把握していたけど、
    皆に共有しなかったのは、
    少しでも長く城に居たかったからなのかなぁ。

    ◼︎マサムネ(2013年:政宗青澄)
    ホラ吹きゲーマー。
    なんかザ・現代っ子ってイメージ。
    少しとっつきづらい感じもしつつ、
    なんやかんや優しかったり
    なんか憎めないキャラ。
    (ウレシノに「遊ぶか?」「お疲れ」言うシーンとか)
    個人的には7人の中で1番好きかもしれん。

    ◼︎フウカ(2020年:長谷川風歌)
    ピアノウーマン。
    親のプレッシャーが凄い。
    でも現代でもこういう家庭あるだろうなぁと感じる。
    ウレシノに告白まんざらでもないのが意外だった。

    ◼︎ウレシノ(2026年:嬉野遙)
    恋愛全力勢。
    というか好きになりすぎやw
    こころも言っていたが
    これははぶかれるの分かる。
    一度痛い目にをみてからは分別が少しついて
    でもしっかりとフウカには告白して、
    ブレないけど成長してるなと思ったキャラ。

    ◼︎オオカミさま
    一貫して少女っぽくない言葉使いだったと感じる。
    役割としての演技だったのかなぁ。
    リオンの姉と判明してもそこは変わらず、
    物語を演じ切った。内心いつまで鍵見つけないのか、
    いつまでコミュニケーション取らないのかとか
    かなりドギマギしてそうやね。
    リオン的にはそれを良しとしてるから
    オオカミさま的にも良かったのかもしれないが。



    【最後に】
    久しぶりにハードカバーで540ページも読みました。
    本屋大賞を取っただけあってボリュームも展開も伏線も
    凄く面白かった。
    1点気になったのは語り部のこころちゃんが
    少しオドオドしている性格からなのか
    句読点「、」が多く感じたかな。

    2022年12月には劇場アニメ映画もやるので観に行く予定です。
    この内容を果たして映像化どういう風にやるんだろうと
    楽しみですね。前後編に別れるくらいのボリューム感だし
    内面や境遇は語りきれなそうだし果たして。

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